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         出演 & 肉の調達 を担当           

         内藤ゆきによる上演レポート  

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お肉担当の内藤ゆきです。


お肉担当とは
その名の通り、
肉を担当するわけですが
徒歩圏内で行ける距離の
(コロナで電車とか乗れない為)
(盗られた自転車が返って来ない為)
肉を探し求めて右往左往する、
そんな担当です。

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今回は例によって予算がカツカツだったので、なるべく安く、かつ美味しいお肉を求めて旅に出ました。

自粛期間中だったので、家の外に出るだけでもイベント感が満載でワクワクしました。
それに追加でこれは "お肉の旅" なので2倍のワクワクでした。

 

すごく楽しかった。

 

まず、そもそも私は精肉店とやらにあまり行った事がなくてお肉=近所のスーパーだったので、精肉店に行く、それだけでテンションがあがりました。

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関係ないですが、
サザエさんでデパートに行く回の時は決まって必ず一家一同おめかしして行ってるようですけど、私は人々の「そういう様子」を見るのが無性に好きで、好き過ぎて胸がギュッとなって泣いてしまいそうになります。

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話が少しだけ逸れてしまいましたが、なぜ私がお肉担当になったのかの経緯を少しだけお話しします。


zoomで何人かで稽古をしていた時に、今回は役割分担した方がいいみたいな流れになって(いそべさんは全部自分でやろうとして公演がグダグダになりがち)お肉担当とかどうですかね〜と軽く言ったら採用になりました。


ノリで言った事がすごいスピードで実現していくところは宇宙論☆講座の好きなところです。

以上が経緯です。


今回の公演が決まって、場所は某河川敷だと聞いたとき、正直めちゃくちゃテンションが下がりました。

私は学生時代、遠足の時にいじめられてからというもの大人数でのアウトドアが大の苦手なのです。トラウマというやつかもしれません。

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本番当日も到着してすぐ帰りたくなりました。
大人数アウトドアの、あの自然の中でその人の本性が今にも出そうな感じがどうもイヤなんです。

ハリーポッターとか観てても、いきなりハリー達が元気になったりしそうで耳を塞ぎながらじゃないと観れない。

 

遊園地も苦手なつまらない人間です。


令和2年は、遊園地嫌いも克服したいので積極的に行きたいな。ディズニーとか。。。

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だけど宇宙論☆講座の人たちは
自然の中でも穏やかな人たちばかりだったので本当に本当に、安心しました。

黙々と作業に没頭していました。

 

その穏やかな人たちが公演が始まった瞬間に、必ず暴れ出すので私は毎回、そのギャップに爆笑してしまいます。

河川敷はとにかく風が強くて、せっかく買っていったお肉や野菜などが砂まみれになってめちゃくちゃ悲しかったです。

自宅から現場が遠かったので、大量の食材を運ぶのは大変でした。肩が取れそうに痛かったです。
そもそも簡単にお肉担当やりますよとか言ってしまったのでこうなったのでした。

 

簡単に言った意見がすぐに通るのは、良し悪しだなあと思いました。

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本番は、本当に、やりました。
私は選手宣誓なるものをしました。
誰もいない河原で、神様に向かって絶叫でご挨拶をしました。

 

それからは皆で七輪のお肉を囲んで、歌って踊って演劇をしました。

 

観客は最後まで一人もおりませんでした。

 

だからなのか、わかりませんがいつもの宇宙論☆講座の舞台とは違った感覚になりました。

 

団結力とか、そういう類いの力を感じました。皆と1つになっている感覚に何度もなりました。

 

だーれもいないけど、赤字だけど、意味もないけど、今ここにいる皆でなにか大きなものを創作している。という感動。

 

湿気でベタベタするけど、砂まみれになるけど、多分今ってすごく貴重な体験をしているに違いないと思っていました。

これで観客の皆さんがいたらもっともっと、それが大きな渦になっていたかもしれません。

はやくこれを劇場で味わえる日が来てほしいなあと切に願いました。

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これからも宇宙論☆講座をよろしくお願いいたします!
まあ私はメンバーではないんですけどね!

内藤ゆき

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